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ノストラダムス現象と予言について

 
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いつの時代も、予言というものは世の中から無くなることはありません。人間は未来への不安があるからそうさせているのかもしれません。
 さて、日本での予言者といったら一番の有名人は、やはりこの方、
ノストラダムス
(Michel de Nostredame)だと思います。五島勉氏の著作で大ベストセラーになり、1999年の世紀末を信じていた方も多かったと思います。
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 明日は、このノストラダムスの没した日となっています。 医師、占星術師、詩人、料理研究家として活躍した人でした。


 当時からもノストラダムスの予言書は評判で、アンリ2世の馬上での事故とそれによる死フランソワ2世の病没の予言などが的中したと言われています。

 アンリ2世は、馬上試合で相手の槍が目に刺さり重症を負い、
それが原因で死亡します。
そのことを予言したと思われる詩が以下の訳

若き獅子は老いた方に打ち勝つだろう、
一騎討ちによる戦いの野で。
黄金の籠の中の両目を、彼は引き裂くであろう。
二つの艦隊は一つになり、そして死ぬ、酷き死。

百詩篇第1巻35番

 また、第二次世界大戦のナチス・ドイツの進撃によるフランス占領の時も、「このフランスの征服は予言されていた」とゲッペルスがノストラダムスの予言をばら撒いたとされています。
 また、予言書には同じようにドイツの敗北とも解釈できる詩があることから、ナチスは予言にそってわざと敗戦し、戦後の世界と東西冷戦に分ける役割を自ら担ったのではないかという説まで出ている次第です。

 そのほかにも原子爆弾の出現、ケネディ大統領の暗殺など、その時代に起きた大きな事件を当てはめるような書籍が発刊されてはベストセラーになっていきました。

→ノストラダムス現象

ノストラダムスが的中させたとする予言とその訳や解説などはこちらで見ることができます。

→ノストラダムス大辞典(wik)

 このノストラダムスの四行詩の予言ですが、抽象的な言葉が多いため、訳し方、解釈の仕方によって後付で「この事件は予言されていた」とやや強引な感じもしないでもないのですが・・・。
 そんな中で、五島勉の著書『ノストラダムスの大予言』が1973年に刊行され、「1999年七の月」に「恐怖の大王」によって人類が滅亡すると予言したとする書籍が一大ベストセラーになりました。


"1999年7の月、空から恐怖の大王が降りてくる。
アンゴルモアの大王を蘇らせるために。
その前後、マルス(軍神)が平和の名のもとに統治する"


L'an mil neuf cens nonante neuf sept mois,
Du ciel Viendra un grand Roi d'effrayeur,
Resusciter le grand Roi d'Angolmois,
Avant apres, Mars regner per bon heur.
 

この四行詩の予言ですね。「アンゴルモアの大王」の解釈を巡って、これは中国の軍事侵略を指すとか、日本の経済や文化による世界支配のことだとか、失われたユダヤの10氏族の復活であるなど、様々な説が流れました。

 そして、これ以降1999年まで、ほとんど毎年のようにノストラダムス関連書が出されるようになり、イラクによるクウェート侵攻があった1990年から1991年、そして1998年頃から1999年と、いくつか大きなブームも起きました。
 しかし、いよいよ待った1999年の7月が過ぎると、あっという間にノストラダムス予言ブームは去っていきました。何だったのでしょうか。

 しかし、今度はマヤの予言の2012年の世界滅亡説などが出てきて、また世紀末ブームが出てきます。このように新しい解釈が生まれては消えていきますが、最近ではあの、2011年の東北大震災も実はすでに予言されていたと、タケノコのように出てきております。
 実際の被災者を持つ身としましては「分かっていたならもっと早くに言ってくれ」という感じですし、その予言が何の役にも立たなかったのは事実なんですから、人の不幸を自らの売名行為とも言えるようなことには使わないで欲しいものです。
 最近は、富士山の噴火や関東の大地震が取りた出されておりますが、どうなんでしょうか。悪い予言はすべて外れて欲しいものです。
 中には日本の将来を予言したものもあるとか。

 

非常に待望されたものは決して戻らないだろう、
ヨーロッパヘは。アジアに現れるだろう、
偉大なヘルメスから発した同盟の中のひとつが。
そして東方のあらゆる王の上で成長するだろう

百詩篇第10巻75番

Tant attendu ne reuiendra iamais
Dedans l'Europe, en Asie apparoistra
Vn de la ligue yssu du grand Hermes,
Et sur tous roys  des orientz  croistra.

 五島勉氏はこの”ヘルメス”がギリシャ神話の商業神である事に着目し、ヨーロッパが没落する一方、アジアから強い経済力の国が現れることの予言であり、日本が世界のリーダーになることと解釈していますし、”偉大なるヘルメス”とは、ヘルメス・トリスメギストスというヨーロッパの錬金術士・神秘主義の有名な伝説的人物で、キリスト教で長いこと隠されてしまった霊性・神秘主義の新たな台頭を表わしていると解釈する向きもあるようです。


 予言とは別に中にはこういう人もいるようです・・・。この方、異動した2ヶ月後に東北大震災に遭いました。

→地震男。出張に行く先々で大地震が起こる。阪神、中越、東日本大震災を経験

大地震・前兆・予言.com


ちなみに「予言」と「預言」は違うようですね。

予言 : ある物事についてその実現に先立ち「あらかじめ言明すること」である。
預言 : 神託を聴いたと自覚する者が 語る神の意志の解釈と予告。また、それを語ること。

だそうです。神から声を聞いてその意思を語ることが預言なら、予言は個人から発せらるものであることが違いみたいです。

  いずれにせよ、人間が考える生物である以上、将来への不安がありますから、予言や預言など未来を知りたいというのは本能的な気持ちなのでしょう。
 運命は変えられるのか、定められたものなのか。
もっと勉強をしてみたいものです。
 個人的には悪い結果を恐れるあまり何もしないことよりも、失敗や挫折があってもそこから学ぶという方向が良いですね。
 知ることは大事ですが、現在只今を一生懸命生きることを忘れてはなりません。



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