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「タイタニック号」沈没を予言した?話

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 歴史の中では、まるで未来を予知したかのような奇妙な例が数多く残されています。今回は有名な豪華客船「タイタニック号」の悲劇にまつわる話を。

 タイタニックは、20世紀初頭に建造された豪華客船で、処女航海中の1912年4月14日深夜、北大西洋上で氷山に接触、翌日未明にかけて沈没しました。
 犠牲者数は乗員乗客合わせて1,513人(他に1,490人、1,517人、1,522~23人など様々な説がある)で、当時世界最悪の海難事故でした。


 実は世界的なこの事件を14年前に小説として出していたという有名な話があります。 モーガン・ロバートソンという作家なのですが、1898年に書いた中編小説『フューティリティ』という小説です。

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 この小説では実在のタイタニック号の事件にそっくりな描写が数多く書かれているのです。

まず船の名前が類似「タイタニック号」と「タイタン号」。
両者とも裕福層が乗る豪華客船。
出港した港の名前が同じ「サザンプトン港」そして目的は同じアメリカ。
事故に遭うのは大西洋の北海航路。
両者とも処女航海で、沈没の原因は船体に大穴が開いたから。
そして船に関するデータも恐ろしいほど、酷似していて、エンジンなどはピタリと七万五千馬力と全く同じ数値。
そしてどちらも救命ボートの数が足りなくて、これが原因で大惨事になった。



 これだけ一致していると 未来の事件を予言したとしか思えませんね。オカルトの話ではよく出てくる逸話なのですが、実はこの話には裏がありました。

 この書籍は確かに1898年に発刊していたのですが、実はタイタニック号の事件が起きたその年、1912年に『フューティリティ、もしくは、タイタン号の遭難( Futility, or The Wreck of the Titan. )』とタイトルを変えてにわかに再刊行されたのです。

 そして、この時に小説の内容にもいくつかの変更が行なわれているのです。

 いわば、事件が起きた年に加筆をして再発行したこの書籍が、予言した書籍として広く伝えられていたというオチでした。
 予言が当たったなどの話には、このように後付けの場合が多いです・・・。
 東北大震災の時も、起きてから実は前から予言されていたなんて話が沢山出てきましたし。

  ちょっとがっかりでしたが、調べていくうちにこんな話も。

 1912年の事件の起きる20年前の1892年。W・T・ステッドという記者がロンドンの紙面に「海難事故に対する予防措置が不十分である」という記事を掲載します。

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 この記事のなかでステッドという記者は、巨大な定期船が北大西洋で氷山に衝突し、大勢の乗客が犠牲になるという架空の話を載せました。
 いわば警告のためにこの記者が作り上げた架空の話なのですが、詳細はかなり細かく、特に客船が救命ボートの不足の状態で航海した場合、この悲劇は起きて不思議のない悲惨な事故になると、彼は警告しつつ記事を締めくくりました。

 しかし、それから二十年後、なんとこの記者は、自分が予言した不吉な条件を全て満たしたタイタニック号に乗船し、そこで命を落とすことになります。

 こちらの話こそ、自分の身に降りかかる運命を予知したとしか思えない不思議な話だと思います。 
 これ以外にも、虫の知らせで乗船をしなかったりして不運を免れた人々の話などが数多く残されています。


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