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誰かが横断しているのか。


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  何度かこういう場面に遭遇したことがある。

 交差点で停車していると、交差側の車が横断歩道を左折してくる。
 人がいなければ当然そのまま左折する場面だが、誰も居ないのになぜか横断歩道の直前まで進んできて止まっている。
 向こうの信号は当然「青」。止まる理由もない。時差式信号でもない。
 ドライバーの様子は普通である。
 しかし、ドライバーの視線は、まるで誰かが渡り切るのを待っているようだ。
 自分の信号が青になるタイミングをみるためもあり、ずっとその歩道側を見ていたが誰も渡らない。

 そして結局誰も渡っていないのに、まるで渡りきった後かのように車は進み始めた。

 こちらから見ていると、誰も通らないのに何十秒間、止まっただけだった。
 後ろの車にクラクションも鳴らされないところから見ても、後続車にも何かが見えていたのだろうか。

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 ある時、同じような場面に遭遇したので、隣に座っていた知人に聞いてみた。

「おい、あれ、何か止まったままだけど、誰か渡っている?」
「いや、誰もいないよ。」

 知人はキョロキョロしながらも答えた。
 二人でずっと見ていたが、誰も通ることなく、その車は動き始めた。

 もしかすると、我々が普段見ている人たちは、全員には見えている訳ではないのかもしれない。
 あのドライバーはどんな人をみていたのだろうか。
 そして、もしかすると我々も、実在していないはずの人を気付かずに見ているのかもしれない。
  そう考えると、少し怖くなった・・・。

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